会計事務所に対する不満
今の会計事務所には不満だという声を、最近よく聞きます。その理由として、次のようなものを聞きます。
- ・ 顧問報酬が高い
- ・ 所長が会社に全く顔を出さない
- ・ 所長の態度が尊大だ
- ・ 時代認識がずれていて、話が合わない
- ・ 税務調査で税務署の言い分ばかりが通る
- ・ 決算対策をしてくれない
- ・ 数字に関する説明がまるでない
- ・ 税金以外のアドバイスをしてくれない
どのような理由にせよ、今の会計事務所に不満がある方は、その旨を率直に言って、交渉してみてください。もちろん、交渉の余地のない、決して解消されることのない不満もあるかもしれませんが、そうした場合を除いて、報酬の引き下げや業務内容の見直しを、求めてみましょう。そこで上手くいかなければ、別の会計事務所を探せばいいだけです。多少のストレスを伴いますが、どちらに転んでも、あなたにとって望ましい方向に進むはずです。
会計事務所を変更するタイミング
では、別の会計事務所に頼む場合、タイミングはいつがいいのでしょうか？
会計事務所の変更を検討される方は結構、この点を悩まれる方が多いのですが、タイミングはそれほど重要ではありません。ただ、決算直前の場合だけは、決算が終わってからの方が良いと思います。それ以外は、いつでもかまいません。
この会計事務所の変更申し出をするときに、スムーズにいくだろうか、嫌がらせをされないだろうか、自社の情報を誰かに漏らされないだろうかという不安をもたれる方も多いのですが、通常は大したストレスもありませんし、情報が外部に漏れることもありません。この業界は、長期契約が前提となっておりますが、それでも人と人のつながりですから、担当者が替わったり、社長が替わったりすればよく入れ替わりがあるのです。その辺りは通常の会計士・税理士ならば慣れているはずです。
よく使用する理由として、「こんど親戚が、税理士になったので、これからはそちらに頼みます」というのがあります。こうした理由を告げれば、それ以上のことを聞かれることは、まずありません。 |
