さて今回は多くの企業が
頭を悩ませている「人手不足」の解消に役立つ
政府の施策「年収の壁・支援強化パッケージ」
について解説いたします。
特に中小企業にとって人材の確保は
事業の継続に欠かせません。
このパッケージを活用することで
従業員の待遇改善と働きがいのある環境づくり
を両立できる可能性があります。
ぜひ内容をご確認いただき
人材戦略にお役立てください。
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「年収の壁」とは?
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「年収の壁」とは…
従業員の年収が一定額を超えると
社会保険料や税金の負担が増加したり
扶養から外れたりすることで
手取り収入が減少してしまう
ボーダーラインを指します。
年収の壁・支援強化パッケージ
の対象になっているのは
以下の2つの壁になります…
◎106万円の壁
年収106万円を超えると
従業員数51人以上の企業の場合
健康保険・厚生年金への加入が必要で
社会保険料の負担が発生します。
◎130万円の壁
年収130万円を超えると
従業員数50人以下の企業の場合でも
配偶者の社会保険の扶養家族から外れ
自分で国民健康保険・国民年金への
加入が必要になります。
上記以外にも
100万円の壁(住民税の支払いが発生)
103万円の壁(所得税の支払いが発生)
などがあります。
これらの壁により従業員は就労意欲を削がれ
年収(労働時間)を調整するため
企業側は人材確保が難しくなるという
問題が生じています。
▼詳細は以下リンクをご確認ください。
(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/taiou_001_00002.html
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年収の壁・支援強化パッケージの概要
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「年収の壁・支援強化パッケージ」は
パート、アルバイトで働く方が年収の壁を
意識せずに働ける環境づくりを後押し
年収の壁を超えても手取り収入が減らない
対策を実施しています。
◎「106万円の壁」への対応策
社会保険等に加入した方へ手当を支給するなどして
手取り収入が減らない取組を実施する企業に対し
従業員1人当たり最大50万円の支援が行われます。
※キャリアアップ助成金
(社会保険適用時処遇改善コース)
および社会保険適用促進手当などによる
◎「130万円の壁」への対応策
繁忙期に労働時間を延ばすなどして
収入が一時的に上がったとしても
事業主がその旨を証明することで
引き続き被扶養者認定が可能となる仕組みが作られました。
これにより従業員は年収が一時的に
130万円を超えても配偶者の社会保険の
扶養家族のままでいられます。
パート、アルバイト従業員が
大きな戦力になっている中小企業は多く
人員確保のためには年収の壁への対策が
必要不可欠となっています。
ぜひ政府の支援策の活用をご検討の上、
下記問い合わせ先までご相談ください。